残酷だよね。

一升瓶?これは何…?

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なにやら水がたまっている。

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ツルが一升瓶の中に差し込まれており、先が切られている。

「あまり絵にはならないね。」

「残酷だよね。」とは永田農業研究所の今津さん。

実を搾ると水が取れるように思っていたが、それは違う。収穫も終盤に差し掛かったとき、ツルを途中で切る。根が吸い上げる水を溜めると、これがへちま水になる。そう、見るも無残に切られたツルの正体は、へちまである。

会長のへちまは特殊で、食べてもトロッとしてクセが無く美味しい。沖縄にはナーベーラー、最近では鹿児島などでも「トカドへちま」などが栽培されているというが、そのどちらでもない。台湾の旧友から譲っていただいた種で、原産は台湾本島ではなく、澎湖諸島というところの品種だ。地理的にも特殊で、中国大陸と台湾島の間に位置し、独特の気候風土を持ち、独自に発達したものが多いのだそうだ。へちまを頻繁に食用とする地域では、「世界一美味しい」と評価を受けている。小さいものは生でも食べられるほどやわらかく、クセが無い。大きくなったものは、炒めるなどして食べる。いよいよ食用の収穫は終わり、へちま水の生成に入ったわけだ。

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瓶に溜める過程で、不純物も入るので、何度か漉して、へちま水とする。永田会長によると、飲めば荒れた胃の保養になり、皮膚に塗れば保湿効果があるとのこと。一昨年、銀座店のスタンプカードの景品としてお配りしたところ、大変好評であった。夏の日焼けした肌の炎症にも良いという。今年も次回のスタンプカードの景品となる予定。

どうぞお楽しみに。

 ■へちま水 非売品 要冷蔵  10月中ごろ発送の予定 

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