愛媛出張3

愛南へ向かう道から見た多島美。
愛媛に向かう3日前、農家さんに打診。

「二宮さん、まだお会いしたことがないので、園地を見に伺いたいのですが…。ご自宅から2時間くらい離れているのは存じているのですが…。」
「わざわざありがとうございます。いつですか?」
「それが、突然ですみません、、明日なんですが…。」
「明日でも良いけんど、明日は雨だよ。雨でも私はかまわんが…?」

すぐに明日の愛媛の天気を検索。

「あらあ…本当だ。60%の確率で雨ですね。」

少し考えた後

「もう少し考えます。また後程電話します!」

遠隔地だけに、そうそう何回も尋ねられない。
写真を撮るにしても雨だと、価値が半減する。

飛行機を検索すると、明日よりも週末金曜日のほうが安い。
再度、農家さんに電話。

「28日の金曜日にお伺いしようと思うのですが、良いですか?」

「良いですよ。何時くらいになります?」

「えっと、空港からはどのくらい車でかかりますか?」
「(自宅のある)八幡浜からは2時間。空港から高速(道路に)乗れれば、3時間くらいだと思いますよ。」
「そんなにかかりますか!」
「ほとんど高知県ですからね。」
「そうですかあ…。」
本当は、他にも、西条と中島に行きたかったのだが、それは難しそうだ…。

「往復6時間はみとかにゃいけんよ。」
「わっかりました。」

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松山から、松山の高速の入り口まで、車が多く、混雑していた。
高速は片側一車線で、時々二車線。
それでも快調で、高速道路を降りた後も、海岸線をたどるルートは風景もきれいで、快調だった。

14時。

約束の時間よりも早くについた。3時間と聞いていたが、2時間半くらいだった。

会社からいくつか重要なメールも来ていたので、それに対処。
危ない危ない、と思いながら、なんとかなった。

しばらくすると、軽トラが一台やってきた。

「大森さんですか?」

写真で見るよりも、少し小柄な印象。
素朴な口調。

あ、二宮さんだ、と思った。

「二宮さんですか?初めまして!」

「ずいぶんお若いんですね。」

内心嬉しかったが、

「あ、いや、もうそんなに若くはないです…。園地に行きますか!」
「はい、そうですね、そんなに時間ないですもんね。軽トラについてきていただけますか?」
「ヴィッツ(レンタカー)ですが、上がっていける道ですか?」
「大丈夫ですよ。」

本当かな…。

愛南町の街中を抜け、だんだんと山道になっていく。
「うーん、まあなんとか行けるか。」と思っていたら、瞬く間にきわどくなってきた。
「うーん、ここを行くのか…。」かなり慎重に運転。
「うーん、ここを曲がるのか、やばいな。」と少し観念したところで、圃場の倉庫にたどり着いた。
「この倉庫に車を止めてください。帰るときに出ていきやすいですから。」

かなりほっとした。

倉庫には赤いSS(スプレイヤー)が駐車してあり、その前に駐車した。

「ここからは歩いていきますから。」

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