6月6日に向けて3

「どこ行くか決まりました?」

「何人行くんですか?」

5月も下旬に入ると、そんな質問をスタッフさんから投げかけられた。

やばい…!

山梨に行く、とはおおよそ決めたものの、農家さんにきちんと承諾を得ていない!

とはいえ、一応社長なので、月末に向けて支払の予定も立てないといけないし、決算処理の大詰めで会計事務所との連携、申請していた助成金の書類作成、富士に出張も行っていたし、サーバーの移行には四苦八苦しているし、さらには新しく掲載した「日本仕事百貨」での求人が好調で面接も実施しないといけない。
それでいて、売り場にも立ち、ルーティーンもこなす。

なかなか大変なのだ。

志村坂上の駅に着いて地下から地上に上がっていくときに、矢継ぎ早に農家さんに電話した。

「石原さん!”毎度”急で申し訳ないのですが、、、来週火曜日が、松屋の店休日でして、このチャンスを利用して、販売スタッフさんを連れて、お伺いしたいのですが、大丈夫でしょうか。おおよそ9時半~10時の間には着くと思うのですが…?」

「ご無沙汰です。はいはい~。来週火曜日ね。わかりました。幾人来るよ?」

「えっと…すみません、13人くらい最大で行きます。小型バスを貸切りました!停められますよね?」

「へえ~13人!じゃあ、おばさんところ○○しとくでね~。」

石原さんとは、なすのお取引をしている。
三顧の礼をもってお取引をお願いした経緯がある。
http://ryokuken.blogspot.jp/2010/07/blog-post_5.html
夏はなすを作っているが、いちご狩りの観光農園が本業なので、大型バスもとめられるように整備してある。
最後の○○は、正直なところ、拝聴できなかった。

2件目。

「ご無沙汰しています~。」

「ご無沙汰してます。すみません、昨日電話いただいていたのに!なかなか忙しくて…!」

「ベビーコーンの出荷有難うございます。で、6月6日の火曜日なんですけど、店休日でして、総勢13名くらいで、お邪魔したいんですが、いらっしゃいます?」

「6日火曜日ですね。わかりました。大丈夫ですよ。一日畑か事務所(=ご実家)にいますんで。ちょうどベビーコーンだけでなくて、きみひめの本体も取れるころだと思います。」

「お昼を食べて、13時ごろになると思います。」

「わかりました。じゃあ、お待ちしてます。」

小林さんは7年間にサラリーマンをやめてご実家をついで就農した農家さん。
勤め先が東京だったこともあり、ちょくちょく上京もしている。
ほかに、プラム、梨、桃も栽培している。
耕作放棄地が多く、「借りてくれ。」という声が多いらしく、年々面積が増えている。

3件目。
桃と梨を見たかった。
往年のお取引先で、尊敬する高橋家正翁は、長年患っている糖尿病の影響で第一線から退いている。
http://ryokuken.blogspot.jp/2015/07/blog-post.html

代わってここ2年ずっとお願いしている方に電話したのだが、つながらない…。

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