2月のみかんを扱わないワケ。

「これはみかん?」

2月に入ると、この問い合わせは非常に多い。

みかんは、極早生みかんに始まり、早生(わせ)、中生(なかて)、晩生(おくて)と、大きな品種群をつないで、長期間のリレーを可能にする。
9月末からおおよそ2月くらいまで。

りょくけんの扱うみかんの特徴はじょうのう=うち袋が薄いこと。

りょくけんの早生みかん。真ん中から剥くと、うち袋が破け、果肉があらわになるくらい薄い。

中生や晩生の品種は、うち袋が厚く、中の果肉や果汁だけを口にして、皮を捨てる方も多い。
晩生の代表品種は、青島。
三ケ日みかんで有名なみかん品種だ。

ピンと来る方も多いだろうが、このみかんはうち袋が厚く、口から出してしまう。

りょくけんは伝統的にこれを良しとしなかった。
だから青島みかんの取り扱いは無かった。

代わりにお客様に提案するのが、オレンジとみかんを掛け合わせた「オレンジみかん」たちである。

ここ最近では、不知火(=デコポン)を代表品種として、さまざまなオレンジみかんが登場している。

いずれも手で皮がむけ、種が無く、うち袋が薄くて、高糖度。

年末に扱った、はれひめ、「愛媛試果第28号=紅まどんな」や甘平(かんぺい)、たまみ、せとかなどがそれである。

栽培も難しく、お値段もみかんより高く、高級な部類に入る。

ひとつ、共通の弱点を言えば、、、
こんなこと書くサイトはどこにも無いだろうが、率直に言って、味の抜けが早い。
傷みは少ないが、酸味が抜けて、物足りない感じになるので、そこの見極めが肝要だ。

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