産地研修2018 ~大平へ~

岩井さんと途中でわかれ、次に向かったのは、私や永田さんがもともと勤めていた社屋。
電話やファックスでは毎日のようにやりとりしているが、本当に久しぶりに会う同僚や先輩たち。

社屋や駐車場の広さに、改めて嫉妬。
東京ではありえない開放感だ。

以前は、全体会議をしたり、お昼を食べていた広間で、歓迎を受け、スタッフ一同、パインやトマトジュースをご馳走になった。

懐かしい。

「さ、じゃあいこうか。」

滞在は30分もなかったが、私には貴重な時間だった。

次は今回の研修の最後の訪問地。

大平(おおいだいら)だ。

今回の研修では、永田次郎さんがずっと先導して車を走らせてくれていたが、大平までは、私が運転する車が先導することになった。
すがら、ハザードランプをつけて、次郎さんが左に寄り、手で、先に行け、と合図があった。

住所はメモしてあるが、運転席からは一番離れている奥のリュックに入っている。
でも、たしか、、、第二東名の下をくぐって、どこを曲がるでもなく、道沿いに走っていって、二軒目か三軒目の足立さんだった記憶が、、、

負わなくても良いリスクを負って、そのまま車を走らせた。

地方には、同じ名字の方が多い。
しかも、固まってお住まいがあるから、ややこしい。
大平には足立さんが多い。

今までで、一番ややこしかったのは、同じ浜松の篠原地区。
鈴木姓が多いというか、鈴木姓しかいない。
東海道線よりも南にあり、さらさらの砂地が広がるかと思えば、住宅地でもあり、狭くくねくねした路地が多く、いつも迷う。
ザ袋小路の地域。
表札も鈴木さんばかり。
実は、今、いろいろなハーブをお願いしている鈴木さんも、その篠原地区にあり、訪問したかったのだが、ちょうど休業日だったので、今回は断念した。

最初に訪ねた石塚さんとも懇意で、とても有名で顔の広い農家さん。
赤土ではない浜松も、スタッフさんに見せたかったのだが、致し方ない。

左手に、最初の足立農園が見えた。
柿の直売所もある。

お。

たしか、ここではなくて、とやり過ごす。

続いて、もう一軒の足立農園の看板。
左手に看板、右手に直売所らしきプレハブ。

見覚えがある。

「ここかな?」

いや、でもたしか左手にハウスがあるはず、、、
ここではない、とさらにやり過ごす。

少し走らせると、右手に直売所兼倉庫のプレハブが見え、道路を挟んだ左手にハウスが見え、「あだち果樹農園」の看板が見えた。
photo by hijiki ishiduka

「ここのような気がする。」

直売所の脇のスペースに頭から車を入れ、

「ちょっと見てくる。」と道路を渡り、ハウスの脇道を走った。
細い脇道だったと記憶していたが、整備されてきれいになっている。

「あれ、ちょっと違う?」

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