わざとややこしくさせているのでは???

講師の先生から再三言われたのは、"需要予測をどうとるか"。
これは、一企業であれば、不可欠な対策だ。

前回の5%→8%の時は、駆け込み需要で、りょくけんで言えば、ジュースが売れた。
たくさん買っても傷まないからだ。

たとえば、1ケース10000円のジュースであれば、500円だった消費税が800円に上がるタイミング。
1日違えば、300円も、値上げがあがるのだから、これはそういうものであろう。

だが、今回は、軽減税率が摘要され、食品であるジュースは増税とはならない。
駆け込み需要もあまりないかもしれない。

食品に限って言えば、たとえ増税になっても、ある程度、需要が安定しているが、洋服や化粧品、家電となると、そうはならない。
前回の増税のタイミングでは、家電については、増税前の月が前年比41%増だったが、次の月から15%ダウンだったそうな…。
ひと月だけならば、まだしも、その後、しばらく、その前年比が続いたそうだから、企業は本当に厳しかったことだろう。

身の毛がよだつ。

駆け込み需要については、9月になれば、かなり意識されるだろうから、きちんと対応しておく必要がある。

ところが。
ここでまたもや難点がある。

前回のデータをうのみにできない制度が、施行されるのである。

”キャッシュレス還元”。

クレジットカードやスマホ決済(PayPayやLine Payなど)を利用した場合、消費者に購入の5%がカードの精算時にキャッシュバック?される、というもの。
10%-5%=5%だから、実質、増税前よりも安くなる、という制度だ。

政府は、どうにかこうにかして、増税の、景気に与えるインパクトを減らそうと必死なのだ。

いったい何のための増税だっけ?と思ってしまうのだが、、、

とはいえ、この施策も2年後になくなる。
オリンピック直前に、この割引はなくなり、どのように景気に影響するのか、またまた見えなくなる。

また、このキャッシュレス決済のキャッシュバックは、クレジット決済会社(たとえば、VISA)が賛同していないと、発生しない。

りょくけんの直営店が所属している百貨店は、おしなべて適用外のようだ。

りょくけん通販は、クレジット決済を代行会社にお願いしているので、その会社の判断によってしまう。

いずれにせよ、無策のまま、10月1日を迎えることは避けなければならない。

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