6月4日~プロローグ2~

11人ギリギリならば、もう、前を向こうと思うことにした。

通販スタッフさんに「“明日”、お子さん連れてきてもよいですよ。」と声をかけた。

こういった声掛けが前日であることが、私の良くないところだ。

「あ、良いんですか?じゃ、一人くらい連れていきます。」

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当日は、下3人の息子たちを保育園に送っていかなくてはならない。
私の妻も、同じようにシフト制で働いているから、保育園の迎えだったり、送りだったりを、二人で分担している。

保育園に行ってから、集合場所である東京駅に行く?

頭でイメージトレーニングしたところ、なんだか面倒に思えた。

私も息子たちを連れていくことにした。
小学生の長男が、最も喜ぶと思ったが、何せ義務教育。
学校は休んでもよいものだ、と思ってしまうのも、なんだかよくない。
では、下3人を、と思ったが、妻から止められた。

「あなたは、スタッフさんを楽しませなきゃいけない立場。4男を連れて行ったら、それどころじゃないし、スタッフさんに迷惑をかけるよ。」

四男は、5月に1歳になったばかり。

妻の言うことももっともだと思った。

では連れて行くのは、真ん中二人。
次男と三男だけにしよう、と決めた。

そのことを長男にふと伝えると、寂しそうに、「僕も行きたかった。。。」とつぶやいた。

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