ネクタリン?

「ネクタリンって何なんですか?」

そういう質問は多い。

すもも(=プラム)の大きいもの、と認知している方も多いかもしれない。

ところが、そうではない。

ネクタリンは、実は桃の枝変わり。
桃の一種なのだ。

産毛があるか、ないか。

この一点が、桃とネクタリンとを分ける分水嶺だ。

黄色の果肉も、白い果肉のネクタリンも、両方あり、いずれも桃によく似た触感で、じゅわっとジューシーで甘くて美味しい。

ここ最近では、酸味が極めて少ない「スイートネクタリン」というカテゴリーも生まれ、その品種も多くなっている。

具体的には、晶光、晶玉、反田(そった)、スイートビーナス、最近生まれた品種ではサマークリスタルなど。
黄色の果肉であれば、黎明、黎王、ファンタジア、フレーバートップなど。

白肉のほうが酸味が少なく、白桃に近い印象を受ける。
でも、食味が良いのは、黄色のほうで、適度な酸味があって、フレーバーがとても良い。

ファンタジアとフレーバートップがそのトップを行くと個人的には思う。

あまりなじみがないし、このままいくと、桃に押されて、存在すら無くなるかもしれない、ネクタリン。

ぜひぜひ、試しに食べてみて、その存在を認知してほしい。

■スイートネクタリン 長野県産 約1㎏(3玉前後)1404円(税込み)~ 
https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/45185.html

ちなみに、ネクタリンの和名を“ズバイモモ“と言う。
ズバイとは、細く長い枝のことを言うらしい。
また別の和名を椿桃(ツバキモモ)と言い、これがなまってズバイモモになったという説もあるようだが、いずれもあまり腑に落ちない。

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