残暑のスイカ。

8月の後半から、9月の上旬。
”残暑見舞い”の言葉があるように、まだまだ残暑が厳しい時である。

食べたくなるくだものと言えば、スイカだろう。
水分が多く、利尿発汗を促して体を冷やしてくれる。
シトルリンなどの注目成分も含まれている。

だが、りょくけんでは、その時期、ここ数年スイカを提供できていない。
一応、作付けはしてあるようだが、天候の具合で、うまくできず、出荷がその前に終わってしまう。

スイカは砂漠が原生地なので、梅雨の影響が少ない場所が良い。
東北北部の日本海側は梅雨が少ないので、産地に選んでいるが、もう一つの地域は、北海道である。

そういえば、前職SKIPの時に、とても美味しい北海道産の大玉スイカがあった。
完熟マドンナという名称で、北海道の市場では有名だったようだ。

想定していたお値段よりも高くて、全店で価格付けが乱れた。
きちんと値段をつけていたSKIP銀座店と、売れる値段で安く販売していたSKIP上野毛店と、その間の値付けで販売していたSKIPの通信販売=スキップストア。

上野毛店でいち早くお客様がつき、たくさん注文が入った頃には、お値段やら季節やらで代理店とうまくいかず、供給が止まってしまった。
スキップストアでも堅調だったので、当時、商品部に属していた私はとても残念に思ったものだ。

少し調べてみたら、完熟マドンナは、ハウス栽培のもので、今でも流通していることがすぐわかった。
7月いっぱいでハウス物は終わってしまうが、その後も、露地に切り替えて栽培している。

思い切って電話してみることにした。

実は、とてもむつかしい交渉で、今もまだ作ってはいても、本当に最後のほうの出荷になるので、数も少なくなる。
こちらの、りょくけんだけの都合での交渉になるので、「こんな、もう少ないときに譲ってくれ、と言われても無理。」となることが多い。

農家さん側にメリットがないのだ。

今回はどうかな、、、と思いつつ恐る恐る電話をした。

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