藤稔(ふじみのり)。

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「何がオススメですか?」と聞くと、

「そりゃあ、藤稔だ。」と高橋さんがさらりと言った。

「粒はでかいし、種はなくせるし、糖度も高い。」と続ける。

正直、意外だった。

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高橋さんは、巨峰に、ピオーネ、ロザリオビアンコ、甲斐路、さらに期待の新品種シャインマスカットも育てている。藤稔は、何年も前から作っているが、メインのぶどうではなかった。自分もピオーネを一番に販売していた。

藤稔は、これまた意外だが、神奈川県で育種されたぶどうだ。場所は、湘南、藤沢市。藤沢市の「藤」をとって藤稔と名づけられたらしい。高橋さんが言うとおり、粒が大きく、ピオーネや巨峰よりも大きい。世に出るのがピオーネよりも遅れたためか、巨峰に代わる有力品種に、なかなかなれなかった、というところだろうか。ここ数年で、だいぶ評価が上がったようだ。

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そういえば、銀座店の店長が、当初から、好んで販売していた。主流であるピオーネではなく、なぜ藤稔を推すのか?と聞くと

「なんていうか、あの風味が好きなんですよね。」と平然と言っていたのを思い出す。

ぶどうの産地でも、決して作付面積は大きくない。貴重な部類に入るだろう。

ぜひ一度ご賞味いただき、ご感想をお聞かせ願えればと思う。

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■藤稔ぶどう 山梨県産 1房 1575円~ (大きさによる)

 

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