登記の移転。

移転から二週間以内に登記簿を移行すること。


引っ越しが済み、ネットワークもつながり、ほっとした週明けに、変更申請書を書き上げて、法務局に滑り込んだ。

登記の移転が終わらないと、様々な公的な住所変更ができない。


「じゃあ、収入印紙を先に手に入れてきてください。」


法務局の窓口。

なかなかきっちりしている。

名前のせいなのか、扱っている種類のものが固いからなのか、節電で暗いからなのか、何となく、雰囲気が固い。


閉所間際だったので、近隣の信金に急ぎ出向き、お金をおろして、2F の収入印紙売場に滑り込んだが、ちょうど、電気がぱっと消えたところで、女性の職員さんから「すみません、もう終わりました~」とにこやかに告げられた。


あ~またやってしまった。


先にお金をおろして、収入印紙を購入してから、3F の窓口に行けば、間に合っただろうに、、、

帰りの道中に反省。


私の心理の中では、道に迷わなかったことのほうが、ウェイトを大きく占めていたようで、段取りをしっかり事前に組んでおくのを怠ったのが敗因だった。


翌日、銀座に出勤前に、再び法務局へ。

今度は2Fの収入印紙売場に最初に行き、「収入印紙3万円分を2枚ください。」

あまり、例がないのだろう、一度、聞き返してきたけれど、その後はスムーズだった。


「すみません、5万円以上お買い上げの方には、会社名など、お名前を頂いております。」


ふ~ん、そんなものか、と会社名を記入し、3Fの窓口に向かった。

3万円の印紙!


ーが、2枚!(管轄の法務局に一枚、管轄外の法務局にも1枚)


相変わらず固い雰囲気。

何回かやり取りをして、「ここの、”別紙のとおり”に二重線を引っ張って、”7/5より池袋本町3丁目に移転”と書いてください。別紙がないんで。」


記入例に従って書いたのだけれど、確かに別紙は添えていない。

株主総会の議事録を添えるのだけれど、そこに書いてあるので、それが別紙なのかな、くらいに思っていた。

が、言われた通り直し、捨て印を押して、提出した。


すぐに変更されるものかと期待していたけれど、1週間ほどかかるらしい。

13日に、管轄であった法務局から外れる。

そこから、新しい管轄の豊島の法務局に書類が“回送”されて、さらに登記までには1週間を要するそうな…。


「じゃあ、だいたい、20日くらいですね。何か連絡がいただけるんですか?」

「いえ、何か問題があった時だけ、連絡します。確認したい場合は、電話してください。」


まあ、そうか。

いちいち連絡をしていたら、法務局も大変だ。


満足感をなんだか感じながら、階段を下りて、ふと、1階の、奥にある自販機が目に入った。

喉も乾いたので、何かお茶でも、と見たら、とても安い。


6万円も払った後なので、なんだかギャップを強く感じるのだった。


早く、登記が終わると良いな。

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