梅エキスの作り方。

「そろそろ出る頃だと思って」

銀座店で満足そうにお客様が古城梅を買って行かれた。

毎年の傾向を見ると、南高梅が人気で、中でも6月15日頃から始まる「完熟南高」が人気である。
それでも、古城が確固たる人気があるのは、クエン酸が豊富で、梅酒に好適なことと、”梅エキス”なるものに最適なためだ。

疲労回復や風邪の予防に良い黒いエキスができる。

というわけで梅エキスの作り方。

1.固めの古城を、金属製ではないおろし※で摩り下ろす。
2.木綿などの布を三重にして、搾る。
3.ホーロー鍋などで絞り汁を煮詰め、アクを丁寧にとりながら、黒く泡だらけになってとろみが出てきたところで火を止め、さめたら出来上がり。

「夏の間、ばてたときに飲むと良いのよ。」とお客様。

歴史は古く、江戸時代から、民間療法として伝わってきたそうな。
出来合いの品もあるが、手作りもぜひ。

※金属のおろしの場合、梅の酸でさびやすくなる。

コメント

人気の投稿