消費期限と賞味期限。

消費期限と賞味期限という表示がある。

いずれも加工食品には、必ず付されている表示。
発音が似ているので、混合しやすいが、似て非なるもの。

消費期限は、足の速い=腐敗スピードの速い食品につけられ、”製造”から、おおよそ5日以内に食べきる必要がある。
私どもも、野菜惣菜を銀座店で提供しているので、野菜惣菜については、当日0時が期限なので、消費期限を表示している。
菌検査などを事前に行い、生菌数、大腸菌などの増加傾向を調べ、大丈夫かどうかを確認しているので、それを過ぎると、やっぱり怖い。

対して、賞味期限は何か。
賞味期限は、美味しく食べられる期間のことなので、多少過ぎても、生物学的な支障は出ない。
5日以内のものを消費期限と言うのに対して、1年とか、2年とか長期間のものが多い。
おおよそ1週間以上、日持ちするものは、”賞味期限”と言う表示を使う。
考えてみれば、1年とか、あるいは2週間、日持ちしたものが、次の日に突然、食べられなくなる、ということは、あまりない。

英語では、賞味期限のことを、best before 19.Aug.2020 などと表記する。
つまり、2020年の8月19日までが、一番良いですよ、という意味合い。

それ以降は、good あるいは、betterと言う意味だろうか?
それくらい、あいまいな表現。

賞味期限。
まあ、注意してお召し上がりください、くらいの意味になるのかな。

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