レジ袋有料化を考える。

最近、売り場で話題なのが、レジ袋の有料化である。
法律で、全小売店舗で配布される、いわゆるレジ袋が7月1日より有料化される。

政府の目的は、プラスティックごみを減らすこと。

時の環境大臣だった方が、外国で他国から輸入されたごみの処理場の現状や、他国から流れ着くプラスティックごみの海洋汚染を見て「有料化して、プラスティック袋の利用を控えるようにするしかない!」とお決めになったことだ。

取っ手がついているものに限る、とかバイオマス原料が20%以上入っていれば、有料としなくて良い、とか、そんな付帯条件もある。

◎良いことだと思う。

大手スーパーであるEさんやIYさんはすでにレジ袋を有料化している。
おおむね、どこのスーパーさんもこの二つのグループに所属しているので、それに追随するところが多い。

百貨店業界では、足並みがそろっていない。

高島屋さんはすでに有料化。
紙袋も、ビニール袋も有料となっている。

三越伊勢丹グループは7月1日より有料化。
ただ、ちょっと目にした記事によると、ビニール袋そのものを基本的には廃止し、撥水加工を施した紙袋に統一、一律30円頂戴するとか。

あれ、ビニール袋だけが有料なんじゃ…?

これは百貨店の特殊事情かもしれない。

我々が入店する松屋銀座では、ビニール袋は3円、厚手の丈夫なビニール袋は10円と発表があった。
今のところ(6月20日時点)、紙袋は無償のままだ。

りょくけんでは、野菜くだものや総菜を、取っ手のあるビニール袋に入れて、そこから、紙袋に入れる、なんてことをするので、正直言って、もうよくわからない。
ジュースやキャベツなど重いものもあるので、そうすると紙袋を二重にすることも良くある。

今日も、ジュースの父の日用のギフトをご用意し、お持ち帰りいただいたけれど、紙袋を二重にした。
お客様からは、「二重になんてしなくて良い」と言われたのだけれど、持っていただいたら、ご納得いただいてしまった。

「ビニール袋は有料だけれど、紙袋は無償」となると、企業の経営的には成り立ちづらい。
だって、ビニールは3円とか10円で作成できるが(ロットの問題で、りょくけんが作った場合、この2倍くらいになる)、紙袋は30円は最低でもかかる。
数円のものに対して、お金を頂戴し、30円のものは無償で配布する、となれば、経済的利益を追求する企業ならば、一考するだろう。

ちなみに、同じ百貨店の屋根の下であっても、テナントごとに対応は違う。
独自の袋を用意しているし、ブランドのの方針もある。

果たして、どうなるのやら。

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