6月4日 米の豪農 山﨑さん。

茨城県坂東市。
以前は岩井市と言った。
平成の大合併の際に、隣の猿島町と合併し、坂東市(ばんどうし)となった。
茨城県の、最も南西部に位置し、東京都に近い。

the 関東平野とも言えるくらい、広々とした平野が広がり、北に目をやると筑波山がきれいに見える。
見渡す限り、田んぼ。奥に見えるのが筑波山

茨城県は“稲穂の国”と自ら称しているほど、古くからの米どころである。
江戸時代以来、大消費地となった関東に位置するため、作れば作るほど、売ることができる、裕福な地域だったと言ってよい。

山﨑さん曰く、「それに油断しちゃって、努力を怠ったんだよな。新潟とか、官民一体になって宣伝に努めた産地と、ブランドとかイメージという点では差がついてしまった。」とのこと。

私も、りょくけんに入社する以前は、茨城のコメが美味しいとは思わなかった。
というか認識していなかった。

おそらくは、多くの方がそうなのではないだろうか。

だが、いくつかの点で、茨城のコメには優位性がある。

1.山間でないため、天候の差が、ほかの産地ブランドほど強くなく、毎年、安定した高い食味を誇っている。
2.利根川、鬼怒川、岩井川という栄養分豊富な川のおかげで、肥料を減らすことができる。
3.重金属の問題がない。

実際のところ、筑波山周辺のコシヒカリは、コメの食味チェックで、毎年、安定した良い点数をもらっている。
ところが、一般消費者にはさほどその事実が知られていない。

りょくけんが、この地の、山﨑さんを選んだのは、施肥量が少ないからだと聞いている。
窒素分が一般の1/4くらいの量だとか。

三つ目の重金属の問題は、あまり取り沙汰されないが、日本列島では隠れた大問題だ。

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