パリパリかしっとりか。それが問題だ。

長野で見つけた加工屋さんから、パインアップルがドライになって帰ってきた。

ドライフルーツは奥が深い。

厚さ3㎜や5㎜にスライスして熱風で乾かしていく。
加工屋さんの特徴は低温で干すこと。
低温と言っても60度~48度だそうだが、ジュースの殺菌温度が100度であることを考えると、やっぱり低温なのだろう。

サンプルは二種類。

ひとつは13時間かけて干したもの。
半生でしっとりした食感。
もうひとつは、20時間かけて干したもの。
パリパリしていて、薄くスライスされたものはパインチップと言っても良いくらい。
パリッとしていて、口の中に含んだ後、パインのしっとりした食感に戻っていく。


スタッフさん何名かに召し上がっていただくと、意見も分かれた。

一般的なドライパインは砂糖がまぶしてあり、一口大にカットされており、干した後のものでも厚さが5㎜くらいある。
しっとりしており、一般的なイメージでいえば、パリパリではなく、しっとりなのだと思う。

だが、販売する側としては、衛生や賞味期限も気になるところ。

見たところ、パリパリの方は、かなり持つ。
しっとりの方は、なかなか不安な感じなのだ。

加工業者さんによると、いずれの干し方も、1年は大丈夫だという。
日当たりだったり、保管の条件にもよるけれど、冷暗所で保管すれば、脱酸素剤も入れているので、まず問題ないそうな。

当然ながらボリューム感はしっとりのほうがある。
水分がまだ少し残っているから、実際の重量もしっとりのほうが重い。

お見積もりもいただき、コストや売価、どちらが売りやすいのか、などよーく検討して、答をだしていきたい。

コメント

人気の投稿