石垣島 三つめの目的。

ハイビスカス。そこかしこに植えられていた。見るたびに、オクラの花を思い出す。

石垣出張には三つの目的があった。

ひとつは、パイン圃場の確認。
もうひとつは、パインジュース製造委託の可能性をはかること。
三つめは、コーヒーである。

石垣島は亜熱帯気候に属し、一部の地域は熱帯に属す。

その気候の下、コーヒー農園がいくつか存在するのだ。
やえやまファームさんと別れたのが、16時半。
帰りの飛行機が19時10分発。
まだ2時間ある。

レンタカーで、事前に調べておいたコーヒー園の住所を登録すると、ジャストの住所は検索されなかった。
まあ、わかるか、というノリで検索された住所に向かい、ついたが、まったくわからない。
右手にタバコの畑、左手にはサトウキビの畑が広がる。
沿岸部に近い場所は、この二つの畑が多いようだ。

道は整備されてきれいなのだが、その両脇は、タバコ畑かサトウキビ畑で、それ以外は、背の高い防風林が植えられ、見通しが全く悪い。
本州や北海道の農家を訪ねるときには、迷っても、人に聞いて尋ねるか、一軒一軒の住所を見て探し出していく。

が、家もなければ、人もいない…。

さんざん道を右往左往したが、看板もなんだか少なく、まったくわからない…。
もう一軒あるから、そちらに変更して行ってみよう、と検索しなおす。

が…。

今度は遠くで、いつの間にか18時を過ぎ、空港に引き返さなくてはいけなくなってしまった。
空港をセットすると、18時48分の到着予想…。
19時10分発だから、少々まずい。
レンタカーにガソリンを入れて、返却するのは難しいかもしれない。

道路は、GWであったが、とてもすいており、普通に進んでいくと、かなり余裕をもって空港に着くことができた。
途中、なんの観光もしなかったので、せめて海だけでも見ていこうと立ち寄った。

が、干潮だった。

アオサかわかめか。
そんなに汚い海ではないのだが、エメラルドブルーの海は、まったく拝むことができず…。

パインについては、充実した一日だったが、それ以外は思うようにいかない、もどかしい日帰り出張だった。

干潮で、海の底が見えてました。残念。