フィンガーライムを食べてみた。

「フィンガーライムって興味あります?」

お取引のある農家さんの紹介だった。

フィンガーライムは、”フルーツハンター(今、考えて名付けました、僭越ながら)”として興味がある!
1本15g、1080円!

オーストラリア原産の香酸柑橘。
アボリジニの人が大切に守ってきたくだもののひとつらしい。
粒々が特徴で、レストランなどで、最後の仕上げにハラハラと載せるのも流行っているようだ。
かなり高価に取引されている模様(1本15gくらいで1080円)。

早速、数本のフィンガーライムが届いた。
触るなり、指にものすごく香りがついていて、驚いた。

みかん系ではなく、山椒のような感じ。
フルーティなのだけれどスパイシーでもある。

山椒もミカン属だし、ベルガモットというスパイシーな香酸柑橘もあるのだから、不思議なことではない。

「酸っぱいのかな?」

包丁を入れて、輪切りにしてみた。
綺麗な果実の粒々(=砂じょう)があり、取り出して食べてみた。

美味しい~

単純に言えば、食味は、甘いレモン。

酸っぱいけれど甘さも十分にある。
気になって糖度を測ると11.5度あるので、そこそこに美味しいみかんくらいの糖度。

へえ~と感心した。

そして食感。
粒々の食感とプチッとはじける感じが美味しい。
果汁はほとんどない。

香り、味、食感、粒々の美しさ。

十分に、人間の五感に訴えるものがある、と思った。
しかも色はこの他にピンク色のものや青っぽいものも存在するらしい。

ーそれでも。

やっぱり利用法が難しい。
サラダに載せても良いけれど、とてつもなく高い原料費を転嫁できる感じでもない。
バーなどでお酒に載せるのも良いけれど、気づかず飲み込んでしまうと、果汁がほとんどないので、食味が分からない。

う~ん、面白いけれど、、、
今後の展開に期待。

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