夜行バス。

東京駅鍛冶橋駐車場。
ちょうど、有楽町駅と東京駅との間に位置し、どうやら複数の夜行バスの発着所になっていた。
そういえば、酔っ払って、道に迷ってこのあたりに辿り着いたこともある。
夜行バスは、新卒の時以来。
20年ぶりか。
ぼんやりと暗い車内に乗り込むと四列シートで、左右に2列、真ん中に通路がある。
カーテンのようなものが垂れ下がっており、隣の席の方と遮断され、プライベートを保っているのか、感染症対策なのか、どちらかなんだと思う。
通路は人が横向きにならないとスムーズに行き来できないほど狭く、暗がりに浮かぶカーテンが、なんだか、お化け屋敷みたいである。
夜行バス。※写真は米子駅にて。

隣に座った方の体が大きく、狭いシートがますます狭く感じる。
喫煙者だったようで、高速道路の休憩所に停車する度に、降車する。

鳥取県の米子駅前に着くまでに、4回休憩があった。
雨も強く、場所によって外は風が吹き荒れていて、時折、バスがふわっと浮いて、横風にあおられているのを感じた。

早朝、6時48分。
定刻から18分ほど遅れて、米子駅に着いた。

どんよりした空模様。
シトシトと雨が降っている。

初めての鳥取県。

「雨か…」

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