上煎茶。

「上煎茶の袋がもうないです。」

佐賀の太田さんから連絡があった。

「お茶の袋は、りょくけんから提供していたんですか?」

「そうですよ。」

恥ずかしながら初耳だった。
前任者から、そのような引継ぎは受けていなかったが、致し方ない。

ひとつ仕事がまた増えてしまったと思いつつ、でも、パッケージを刷新するよいチャンスか!とすぐ思った。

調べてみると、とてもとても興味深い世界だった。

お茶のパッケージングは、清和という会社がひとつ頭を抜けていて、既存のプリントが施されたものを100種以上お持ちで、さらにそこに印刷ができる。
ロットも少なく、50枚程度から、オリジナルの印刷ができるという。

静岡の会社だが、倉庫をお茶所にきちんと持っていて、九州と東海に持っていて、発注すると、一番近くの倉庫から発送され、たとえば佐賀の太田さんに納品する場合、福岡から、即日、発送され、翌日には届いていた。

デザインはちょっと迷った。

幸い、出店している松屋銀座店には、いくつかお茶屋さんが出ていて、ラベルやデザインも凝っていた。

パッケージに直接印刷も良いが、風合いのある紙に印刷して、袋と色を変えるほうが雰囲気が出る、と考えるにいたった。
ちょっと紙代が高くついたが、それでも、デザインは、やっぱり品質を語るので、力をそれなりに入れようと思った。

6月頭には新茶も出るし、このタイミング変えておくのは悪くない、と思った。

このほど、そのラベルシールも完成。

これまで無かった、お茶用の箱も購入。
ご贈答にも対応できるようにした。
箱には100gパックが二つ入る。

緑茶需要がまた増えると良いなあ、と思う。
裏面と一括表示

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