秋田紅あかりと美丘(みおか)

奈良岡さんにいただいた新品種は、"秋田紅あかり"。

赤いりんごで、フジとほぼ同じ時期に収穫される。

秋田~と付くことから、容易に察しが着くが、秋田で生まれた品種である。

王林と千秋が親だと言う。
千秋は東光とふじが親だ。

王林は、開発者が、りんごの王様になるべく生まれた品種、ということで名づけられただけあって、大玉で、風味が良く、ジューシーで糖度が高く、香りも良い。
ただ、ただ、果肉がもたない。

収穫後1ヶ月すると、果肉がモサモサしてしまうのだ。

だが、この秋田紅あかりは、日持ちが良く、その王林のよいところをすべて踏襲したようなりんごだ。

まず、玉サイズが大きい。食べ応えもあり、見栄えもするサイズだ。

そして、王林と同じように酸味がない。
シャキシャキした子気味良い歯ざわりで、甘さをストレートに感じ、赤りんごだが、王林を思わせるフレーバーがある。
蜜は入らないが、酸味が少なく、糖度が高い。

開発目的が、12月に入ると、赤りんごが、フジだけになってしまうので、その対抗馬を作ることだったようで、食味的に、フジとは一線を画しており、その目的は果たせるような気がする。

もうひとついただいた、美丘(みおか)は、水っぽいとは思わなかったが、少し変わった風味があり、幼少の頃に食べたニッキのお菓子のような味があった。
フジに良く似た外観で、食感も似ているだけに、惜しい。
美丘

コメント

人気の投稿