タンチョウモチ。

12月からまた取り扱いを始める、もちについて調べていた。

月の初めは、おおよそ、次月の通販DMを作成している。
お店でも、通販でも人気のもちを、もう少し深く掘り下げたかった。

生産者は、福井県の田中さん。

一緒に働くことは無かったが、りょくけん生産部の先輩である。
農家の次男坊に生まれ、農家を志して、農学校を卒業。

しばらくの間、りょくけんに勤めた後、別の農家に養子に入って、後を継いだ。

農家の次男、三男が、他の農家の跡目に入るのは、この世界ではよくあることなのだそうだ。

その場所が、福井県の芦原温泉近く。
"ポパイランド"という収穫体験もできる農場を経営している。

始めたばかりのときは、"かぐらもち"という品種だったが、今は、福井の誇る最新もち米品種"たんちょうもち"を栽培。

のど越しや、あまみ、なめらかさとのびを併せ持つ、優れたもち米品種だ。
たしかに、すごく美味しい。

日本のもち米品種は、コシヒカリのような全国にまたがるトップブランドは少なく、各県で開発したもち米品種を重用するようだ。

関東では、まんげつもち、新潟ではこがねもち、といったように。

コシヒカリを生んだ、越前 福井県では、それが、たんちょうもちだ。
県外では、まず栽培することがなく、流通もほとんどしていない。

もち米としては晩生なので、手間が掛かるが、のびや甘さのほかに、粒が大きいと言う特徴があり、赤飯などに好んで求められる。

また、福井県人は、これ以外のもちは、まず手に取らないほど人気らしい。

それでも、農協が、もち米の取引価格を下げたため、近年では栽培する人がかなり減ったそうで、ますます貴重になっているそうな。

丸もち、角もちに、よもぎもち、黒豆もちに、私の大好きな"豆つなぎ"。
やや小粒の大豆をもちに混ぜたもので、豆のほうが多いと言う独特のお持ちで、香ばしく、塩味もついているので、そのままで美味しい。

昨年からは、うるち米と混ぜ合わせた"こごみもち"も新登場して、これまた、粒々感があって、美味しい。
こごみもち

来月が待ち遠しい。

■たんちょうもち(丸もち) 福井県 1404円(税込) 1袋(8個入) 他
https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/list.php?Search=%E3%82%82%E3%81%A1

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