日本の紅茶。

「茶葉は、収穫後、即、発酵を始めるんですよね?たしかその発酵を蒸したりして止めたのが、日本の緑茶で、発酵を進めるのが、紅茶なんですよね?」

「あ、いや、"発酵"って言いますけど、あれは"酸化"です。」

「え?」

「茶葉は、収穫後すぐに酸化し始めるんです。」

「そうなんですか!」

「徹底的に酸化させたのが、紅茶で、ある程度進めたのが、いわゆるウーロン茶です。」

品種や環境、育て方、収穫時期、焙煎、さらに酸化(発酵と言われているが)も加わり、ますますお茶の世界は深い。

ちなみに、太田さんは紅茶に取り組んで20数年。
インドやスリランカの紅茶とは一線を画し、渋みが少なく、甘みが強い。

これは品種(アッサムだとかダージリンだとか)と産地の環境によるところが大きいようで、日本の茶葉では、あの渋みを再現するのは難しいようだ。

舶来の紅茶と日本の紅茶。

どちらが良いかは、お客様の好みによるのだと思う。

逆輸入ではないが、インドでは日本茶葉を発酵させた"シルバーティー"なるものもあって、人気が出てきているようだ。
実は、銀座店にいらっしゃるお客様からプレゼントされたことがある。
甘みがあって、日本の紅茶に類似するものだった。

日本茶葉の中でも、"べにふうき"という紅茶向けの品種も生まれ、日本の紅茶はますます面白くなってきている。

太田さんは、さらに押し進めて、乾燥させたしょうがや、レモングラスを加えた紅茶も開発している。
しょうが紅茶は、体が温まり、のどの調子も良くなるので、寒い冬にはおすすめだ。

「紅茶は自信があるんですけどね、、、」と言葉をつぐむ太田さん。

「実はウーロン茶に挑戦しているんですが、まだまだ道半ばで、、、香りに満足できないんですよね。」

太田さんのお茶の可能性の追求は、まだまだ終わりそうにない。

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