続々・インプット。

知ってはいたけれど、日本では、創立から5年以内に倒産する会社が全体の85%もある。
さらに、20年継続している会社は0.3%。
1000社に3社しかない。

つまり、会社は倒産するのがむしろ、当たり前である。

この、当たり前を変える。
社是は、「日本で倒産する会社をなくすこと。」

そして、その肝となるのが、お金。
もっと言えば、自己資本である、と言うことだった。

自己資本=現金+預金-借入金

これを、どう残し→どう増やし→どう活用するかだ、とのこと。
そして、日本の多くの中小企業の社長さんが、「どう活用するか?」から始めてしまうから、会社を倒産させてしまう。

そうかもしれない。

そして、これも当然知っていたけれど、100万円のコストカットは、1億円の売り上げに匹敵する、ということ。
日本の多くの中小企業の純利益率は1%くらい。

純粋な100万円の利益を作るには、その100倍の売り上げが必要だ。

そのあたりは言い放ってしまえば、耳タコで、私だってさんざんやってきた。

資金繰りにしたってそう。
できるだけ遅く払い、できるだけ早く払っていただく。

8年やってきた中で、お取引先様には、そうやって協力してもらってきた。

ちなみに、「日本でいちばん大切にしたい会社」の著者である坂本先生は「早く払え」だった。
そうすることで、有難がられる会社になる、と。
どちらも正解だと思う。
できるか、できないかは別として。

そうして、大事なのは、貸借対照表だという。
損益計算書は、しょっちゅう見る。
でも貸借対照表は、ほぼ、見ない。
でも、講義では、自己資本の増減を管理するのは貸借対照表だから、ここに強くなれ、と。

「流動資産、なんですか?」

矢継ぎ早に質問される。

「売掛金と在庫です。」と他の方が答える。

「流動負債、なんですか?」

「じゃあ、買掛金とかです。」

二日目の講義も終えて、分かったような分からないような。

最終的に、私は、講師陣に

「社長はぬるい!」
「今、変わらなきゃダメです!」
「決断をしてください!」
とそしられた。

なにくそ~と心の中で思いつつ、これは私に、そう思わせてコンサル契約を取ろうという圧迫系の心理作戦だと思った。
スタッフさんたちの顔を思い浮かべながら、なんとか断り切った。
「社長は騙されやすいんで気を付けてください。」

まとめると。

・1か月に一度、しかも月初に貸借対照表を作れる体制にしよう。
・レコーディングダイエットではないけれど、その記録を必ず振り返って、次月の対策にしよう。
・コストカットはまだまだ大事、か。。。
・借り入れの返済予定表も大事だけれど、借り入れ計画も建てること(そういえば、公庫の方にも言われたっけ)
・残したいお金から逆算して目標とする売り上げを計算しなおすこと。
・片腕を育て、そろそろプレイングマネージャーから脱却し、商売人→経営者になりなさい、ということ。
・民間会社が主催するセミナーはやっぱりイントロダクション的で、その後の契約が主目的。当たり前か…

ま、おいおいとね。
できることから。
そう思ってしまうから、「ぬるい!」と罵倒されてしまうのかもしれない。
最後は、変な意味で大変だったけれど、学びは多かった。
役に立てます。

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