続・グリーンピースの話。

 春の野菜の代表格、グリーンピース。

とはいえ、生のグリーンピースは、なじみのない野菜なのではないかと思う。


平成生まれの新野菜”スナップエンドウ”がたちまち人気になり、その傾向に拍車がかかったのではなかろうか。

さやも豆も食べられるスナップエンドウは画期的だった。


グリーンピースは、成熟するとエンドウ豆になる。

その未熟果を食する野菜で、実えんどうと日本語では言われる。

さやは、食べられない。


10年以上前に、妻が「食べられそうだから」とミキサーにかけて粉々にしたもので何か作ってくれたが、粉々にしても尚、筋っぽく固くて美味しくなかった。

品種改良が進み、青臭みも少ないし、何しろ実入りがとても良い。


まめこぞう、スーパーグリーン、南海緑などの品種であれば、ぎっしりと豆が詰まったグリーンピースに出会える。


さやを開いたときに、まん丸ではなく、隣通しが押し合って、やや四角くなった豆は、これ以上なく気持ちが盛り上がる。


ゆでても良いけれど、電子レンジでも調理可能。

洗って、さやのまま、塩を振り、ラップをして、4分くらい。

少し食べてみて、固ければ、もう1分。


ホクホクして、枝豆や大豆とは、また一味違う風味を楽しめる。


一つ二つ気になることがあったので、補足する。


さやが白っぽく粉を吹いたようなものが時々見受けられる。

終盤になると割合が大きい。

これは熟度が高い証拠で、甘みや粉質感が強くて美味しい。


さやを開けた際、豆から芽が出ていることもある。

ちょっとドキッとするけれど、いわばもやしみたいなものなので、そのまま食べることができる。


豆野菜は、一気に出て、一気に終わるので、一つ一つの畑の旬がとても短い。

ぜひ、この春のひと時を楽しんでほしい。

■グリーンピース 鹿児島県産 約200g 518円(税込)

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