質問の多いサラダ~ケールとりんご~

サラダやデリカの先進国であるアメリカ ニューヨークで最も流行っている葉野菜は何か?

―答えはケールだった(2017年当時)。

私自身は、高校の時に行って以来、まったくアメリカに行く機会がないのだが、半年に一度くらい渡米するスタッフさんがいるのだ。

「苦い!もう一杯!」で有名な(古い?)青汁の原料であり、野菜として食べるよりも、ジュースとして何とか体に摂りいれようとする方が、日本では多かったように思う。
さっそく産地の農家さんに声掛けして、栽培を依頼。

そうして、出来上がったのがケールと紫人参のサラダ。
ケールはやっぱり人気があり、夏に切れるとき以外は、あれからずっと提供している。

今は少し形を変えて、「ケールとリンゴのサラダ」になっている。


「ケールって苦いんでしょ?」という質問を受けるが、実は、そうでもない。

「ケールって何?」とも聞かれる。
答えは、難しく言えば、アブラナ科の、非結球の葉野菜の総称、と私は思っている。
もう少し丸く言えば、丸くならないキャベツの仲間、だ。

冬の間、多くのキャベツ品種が甘いのと同様、ケールも甘い。
特に葉脈の軸のところは甘い。

ただ、総じて、硬い。

そのまま生で食べようと思っても、けっこう諦める硬さだ。
だから、苦みというよりは、その硬さが、青果としてよりも、ジュース用に販売されるようになったのではないかと思う。

サラダにするときには、とにかく細く刻む。
こうすことで、食べやすくなるのだ。

そこにあらゆる食物の中道を行くという、橋渡し役のりんごを加えることで、かなり食べやすくなる。

「味付けは何?どんな味がするの?」というご質問も多い。

調味料としては、酢、塩、油。
そこに少しだけ黒砂糖を加えている。

いたって普通の、シンプルな味付けだ。

「美味しかったの~」と言ってリピートくださるお客様が多いのは、とても嬉しいことだ。

美味しくて、体にも良い。
あごもよく使うから、運動にもなるかも!

冬のおすすめサラダだ。

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