五転。

帰りの新幹線。

もちろん、新野の後にも2軒ほど農家さんを訪ねたので、ドタバタだった。
「疲れたなあ~。ちょっと死ぬかと思ったなあ。」

ふと、携帯電話に手をやるとメールが入っていた。

新野の農家さんからだった。

「せっかく来てもらったのにすみません。大森様の売値とコストが合いませんので、お取引は難しいです。」

要約するとそんな内容だった。

自分の中では合点の行く結論だった。

「仕方ないかな。」

農家さんの希望価格、かけているコストと、私の中で持っている相場価格とは開きがあったからだ。

「あれだけ手間暇をかけていれば、そうなると思います。今日は長時間ありがとうございました。くれぐれも体に気を付けて。」と返信した。

そして、手元にあった農家さんの10本のとうもろこしについては、、、

「売ってみても良いですか?」とメールし、快諾をいただいた。
夜10時半を過ぎていたけれど、東京駅からとことこと歩き、銀座店に納品。
翌日から銀座の、松屋百貨店で販売!

1本540円の白とうもろこしだ。

とにかく、甘い!
店頭で目にしたら、お見逃しなく!

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