寂しい電話。

北海道の浅川さんから着信があった。

秋に向けて、大人気のかぼちゃ”ダークホース”を作ってもらっている。

そろそろ植え付けなので、そのご報告かな?

と折り返しの電話をした。


「かぼちゃ植えたからね~。でも、東京はどうだい?コロナは大丈夫?」

「大丈夫と言って良いのか分からないですが、今のところ、私は元気で、店もまあまあで、通販は伸びています。だから大丈夫ですよ。」

「そっかあ、じゃあ、安心して、こちらも作るね。」


契約栽培の良いところは、ここだ。

価格は事前に決めてあり、その価格に向かって農家さんも作りこむ。

ちゃんと約束した数量で、想定した品質であれば、予定した収入があるから、頑張れる。

浅川さんの畑には家族でも訪れたことがある。左が大森、長男を抱いて(当時2歳かな?)


「ところでさ。今年でね、農家を引退することにしたんだよね。」


「ええ~~~~!」

「もう70歳になったしね、おれも年だから、なかなか思うように動けないんだよね。」

「ええ~~~~~~~」

「畑も、欲しいって言ってくれる人がいてね。言われているうちに譲ったほうが良いかな、と思って。今はもう1町歩とか2町歩とかそういう時代じゃなくなってね、通いで、大きな面積をやりたい人も多いんだよ~。」


政府は、大規模農業を推進しているから、それは納得できる。。


でも、とっても寂しい。

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