尻切れトンボだったので、少し柑橘のことに触れます。
メロンと同じようなことが、柑橘界にも起きている。
柑橘のご先祖は、インド北部で生まれているのだ。
インドでは、もっぱら柑橘は、カルダモンのようにスパイスとして発展した。
西方に向かって進化、発展したのが、オレンジ。
東方に向かって進化、発展したのが、温州みかんだ。
そして現代。
風味がよく、日持ちがよくて耐暑性のあるオレンジと、手で皮が剥けて食べやすい日本のみかんが掛け合わされて、新たな品種が次々と生まれているのだ。
オレンジとみかんの掛け合わせは清見を発端にして、デコポンこと、不知火や、せとか、愛媛果試第28号(紅まどんな)、甘平など様々な品種があり、人気を博している。
香りがあってメルティングな肉質を持つ西洋のメロンと、栽培しやすい東洋のメロンの掛け合わせ。
しかも、どちらもインド北部が発端って、実に興味深い。
面白いと思う。
ちなみにインド大陸は、人類の生まれ故郷であるアフリカ大陸から、分離してきた”島”がアジア大陸にぶつかって、くっついた場所。
お互いのプレートが激しくぶつかり合い、エベレスト山脈ができ、世界屈指の標高の地域となった。
ヒマラヤ山脈はもともと海で、貝の化石も見つかる。
そんなところが、ウリや柑橘の原生地というのも、これまた興味深い。
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