”つばさ”と言う名のキャベツ。

 山梨の高原キャベツが終わり、愛知豊川のキャベツが始まった。

入倉さん、いや、川崎さんは、ほぼキャベツと白菜専門の農家さんなので、品質も供給も安定している。


「あまだまは、最初の作(=畑)が、暑さでやられちゃって一反くらいだめにしちゃったもんで、もう少し後なんですよ。」

愛知県豊川のキャベツ畑。赤土です。

私の一番好きなキャベツ品種は、少し遅れると聞いて、残念に思っていたけれど、代わりにやってきたキャベツも面白い品種だと思った。

寒玉キャベツあるいは冬玉キャベツは、甘いのだけれど、固いものが多い。

あまだまの代わりに来た寒玉キャベツは、包丁を入れるとパリッと割れて、柔らかく、ジューシーでふんわりしている。

まるで春キャベツのよう。


気になったので、再度、石野さんに聞いた。

(ややこしいのだけれど、川崎さんのお母様は石野さんで、80歳を超えても、まだまだ現役で、川崎さんを支えている)


「今来ている、キャベツは寒玉にしてはとてもやわらかいのですが、なんですか?」

「”つばさ”っていう新しい品種でね、そう、ぱりっとしていてやわらかいんです。」

「あ、やっぱり新品種なんですね~。了解です。」


”つばさ”。

なんか良い名前だ。


「あまだまも、あと10日くらいで始まりますから。」

「あ、本当ですか!楽しみにしています。」


段々と寒さも本格化。

冬野菜が美味しい時期がやってくる。

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