身の丈の設備投資3。

「手首がもう痛くて。」

通販で主に出荷を担当してくださっている二人のスタッフさんの沈痛な訴えが、何度もあった。

かぼちゃのせいである。

質の良いかぼちゃほど、硬い。
カットするのが大変だ。

そこで、青果業界では、かぼちゃカッターなるものが存在する。
よく切れる大型の包丁と、重いまな板がセットになっていて、てこの原理も応用して、スムーズにカットできる。

前職のSKIPのときも、問題になっていて、解決するために、このかぼちゃカッターを6台、購入していた。

ならば、弊社でも購入すればよいではないか、となるが、実はかなりお高い。
当時、25000円くらいだった記憶があり、調べてみると、優に3万円を超える。

それでも、このまま、スタッフの痛みを放置するわけにはいかない、と清水の舞台を飛び下りるつもりで、購入。

SKIPのときもそうだったが、よく切れる包丁なので、何人もの人が、手を切った。
かぼちゃをカットしているときや、洗浄しているときに手を切ってしまうのだ。

躊躇していたのは、そんな理由もあった。

ならば、と、思いついたのが、"防刃"。

金属繊維でできている手袋を追って購入。
洗うときにも使えるよう、濡れても良いものを探し購入した。
こちらは、1000円行かない。

購入は、正直、正解だった。

サクサクとは言わないが、ザクザク切れる。
購入して一か月弱、あの、硬い徳之島のかぼちゃには、かなり有効だった。

少しでも、スタッフさんの仕事が楽になれば、と願うばかり。

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