七草。

 1月7日早朝。

春の七草をいれたおかゆを食べると、1年を健康に過ごせると言う。

2021年は、いつになく、その春の七草セットの販売が好調だ。

新型コロナウィルスの感染拡大にともない、そういう願いも強いのかもしれない。


七草は、農家側から見ると、なかなかの仕事だ。

ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、せり、ナズナに、すずな、すずしろ。

7つもの葉野菜を、一発勝負の1月7日に向けて、大きさをそろえて栽培しなければならない。

収穫と出荷も、人手の集まりづらい年末年始にかけて集中して行われるので、より一層、大変だ。



すずなはカブなので、密植して小さく育てる。

ところが、暖かい冬の年だと、大きくなりすぎて、例のパックに入らなくなってしまったりする。


そうすると大変である。

すずしろは、大根のこと。

二十日大根に近い、小型の大根を使うが、こちらも暖かい年だと大きくなりやすい。

ごぎょう↑

はこべら↑

ごぎょうやはこべら、ほとけのざは、もともとその時期の野草なので、困った時は野山や田んぼを渡り歩くと言う。

種は販売していないので、やっぱり野山や田んぼのあぜ道を歩き、株を畑に定植し、育てている。


ほとけのざ↑

農家さんによっては正月三が日に何万パックを夜通し詰めるというから大変だ。


岐阜県の可児(かに)からやってきた七草。

今年もありがたく頂戴するとしよう。


■春の七草セット 岐阜県産 756円(税込)



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