雪の中、労働基準局へ。

できるだけ交通費を使わない!


初志を貫徹しようと、丸の内線も都営バスも使うのをやめ、新板橋駅を降りた。

新板橋駅から、目的地である池袋の労働基準局まで、徒歩23分。


店で預かった大荷物を両手、両肩に抱えながら、進む決意をした。


が、地下鉄のやや長い階段を上がって、光の差す出口から見える光景を見て茫然とした。


「雪やん!」


雨は降る、と聞いていたが、まさか雪とは…。


池袋の労働基準局は、池袋駅と板橋駅の間くらいに位置し、どちらから歩いて行っても15~20分くらいかかる。

かなりまともな雪で、大粒のボタン雪である。

なぜか気温はさほど寒くないので、積もらなさそうではあるが、右手の紙袋の取っ手が切れるだろうことは予想に難くなかった。


そのため、右手に傘を持ち、その下に紙袋が来るように体勢を整えて進んだ。


が、5分歩いて断念。

荷物が重くて傘を持続して上げることが不可能と判断した。


諦めてフードを目深にかぶり、できるだけ紙袋の取っ手が濡れないようにしながら、傘を差さずに歩いた。


見上げると、本当に、久しぶりに見る、本格的な、雪。

20分ほど歩いて、豊島合同庁舎に着き、申請したかったテレワーク規定を提出。

ベンチに紙袋を置いた瞬間、取っ手が力なく切れた。

水気がしみてしまったのだろう。


池袋の労働基準局では、板橋の事務所のものしか受け付けられない、と開口一番、告げられ、ややショック。

雪の中、再び、店分=中央区の労働基準局に行く気力も時間も私には残っておらず、とぼとぼと再び新板橋駅に向かい、帰社した。


翌朝は、抜けるような青空。

飯田橋にあった、中央労働基準局に提出し、さくっと印鑑を頂き、なんとか成立した。


実は、、、一連の申請を、電子申請で行うつもりで準備していた。

中央労働基準局の受付の方が若い方だったので、思い切って聞いてみた。


「いやあ、実は電子申請でやりたかったんですよ。」

コメント

人気の投稿