りょくけん二日連続テレビ登場2!~竹内涼真さんとトマト~

「ある俳優さんがトマトを『吐き出すくらい嫌い』で、それでも食べられるトマトを探しています!」

携帯電話の向こうから、TBSの女性スタッフの方がおっしゃった。

確かにりょくけんは、フルーツトマトの元祖を自負しており、先駆者のひとつであることは間違いない。

でも、時代も進み、甘いトマトはいくらでもあるはず、と思った。

曰く、「春先はたくさんあるけれど、今は無い、という方がほとんどらしくて…。」

来た!

フルーツトマトの元祖を自負するだけあって、トマトはりょくけんの看板商品である。

11月は質も量も”底”だが、今ならまだ間に合う。
春先は、最も育てやすく、糖度を上げやすい時期で、関東も九州も東海からもフルーツトマトが出荷されるが、夏は、暑く、湿度も高いことから、少し難易度が高くなる。

りょくけんでは、夏は北海道を主戦場にしているので、本州よりも涼しく、原生地であるアンデス高原の環境を再現しやすい。

ただ、最近では、配送料の高騰で、なかなか遠くから”海を越えて”、糖度の高い、値段も高いトマトを関東まで運んでこない。

気がつくと、他のお店でフルーツトマトが並んでいないことが分かった。

『吐き出すほどトマト嫌いな人に食べてもらうトマト』
よし、食べてもらおうじゃないの!

と盛り上がった。

電話があった当日の夕方、赤坂から取材とサンプル購入も合わせて、女性のスタッフさんが来てくださった。

「TBSです。櫻井・有吉の夜会という番組の中で、人気急上昇中の若手俳優が登場して、なんとかトマトを食べてもらおうと。」

そういえば、仕事から帰った後、テレビをつけるとやっているような…。

「俳優さんが、タケウチリョーマさんという方で、ご存知ですか?」
「いや…。」と首を傾げた後、息子たちと見ていた番組に、そういえば、竹内涼真という文字があったことを思い出した。
あ、あれはリョーマと読むのか!
「もしかして、仮面ライダードライブのトマリ シンノスケさんですか!?」
「そうです、そうです。今は、過保護のカホコとかドラマでも人気が出てます。」

そういえば、背も高いし、確か、サッカーも上手で東京ベルディユースに所属していたような…。

そこでご提案したのは三つ。

1.フルーツトマトの代表格「特選マルトマト」
2.いちごトマト
3.トマトジュース
次点;ミディトマト

りょくけんでは、あまり「フルーツトマト」という表現を使用していない。
糖度基準を設定していて、一般的なトマトが3~5度くらいであるのに対して、糖度8度のトマトを「完熟」、糖度9度以上を「特選」という冠をつけた。

元祖の元祖は、「ファーストトマト」という品種で、おしりがとんがり、ゼリー部分がだれず、サンドウィッチにできる、という理由で大ヒットした商品。
酸味もあり、糖度をあげることに技術が必要だったし、夏は作れなかった。

ファーストに代わって日本を席巻したのが「桃太郎トマト」という品種群。
赤くなっても、果肉が固めで、糖度6度までは容易に高められる画期的な品種だった。

りょくけんでは、夏の暑い時期は、本州を避けて北海道でトマトを作る。
品種は桃太郎トマト。
角ばらず、まんまるに育つと、品質が良いことから、「マルトマト」と呼んでいる。
まずは、このマルトマトの糖度9度以上の「特選マルトマト」を、おすすめすることにした。

間違いなく美味しい。

ただ、どうしても、生育時間が倍かかる分、皮が固くなる。

フルーツトマトの、この皮の固さを嫌がるお客様は多い(好む方も多いのだが)。

その弱点を克服すべく、取り組んだのが、トキタ種苗さんのこれまた大ヒット品種である「トマトベリー」。
品種特性として、皮が薄く、ゼリー部分が少なくて果肉が厚い。
皮と果肉の一体感があって、作りこんだ時の皮の固さが気にならず、口に残らない。

トマト嫌いの理由の一つが、あの、ゼリー部分のどろんとした部分であるらしいから、これならお召し上がりいただけるのではないか、と期待している。
なお、りょくけん農家がつくるトマトベリーとほかのトマトベリーの味が、あまりにも違うため、2007年から「いちごトマト」という名前を使っている。
ただの和訳なので、ちょっと安直ではあるが…。
「糖度はどのくらいあるんですか?」と質問があったので、測ってみた。

もしこれでもダメなら(ちょっと趣旨は違うが)、「トマトジュース」もおすすめした。

普通のトマトジュースは、原料に加工用トマトを使う。
どちらかというとミニトマトに近い、手間暇かけずに育てたトマト。
正直、美味しくないので、塩を加えることで、調味する。

トマトは好きだけれど、トマトジュースは嫌い、という方が多いのは、この品種が違うことに由来することが多い。

りょくけんのトマトジュースは、上記の「マルトマト」が原料で、塩も何も加えていない。
糖度も7度、8度、9度と取り揃えている。

「トマトジュースが嫌いな人でも飲めます。」

取材の方は奇しくも「トマトは好きだけれどトマトジュースは飲めない」という方であったが、「私、飲めます、こちら。美味しいです。」
とおっしゃったので、上記の理由を力説した。

次点で、ミディトマトもそっと手渡してみた。
皮がパリッと厚く、でもとてもうまみが強い。
トマト好きには間違いなく、たまらないトマトなのだが、これが吉と出るか出ないかは賭けである。

さてさて。
放映の内容は全く伺っていない。

竹内さんが食べられたかどうかも、知らない。

今晩の放映が、楽しみである。
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なお、取り上げられてうれしかったので、少しだけお買い得にして販売しています。
よろしければご利用くださいませ。
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