公私混同2。

出発前日の金曜日。
毎月、15日前後は、通販のカタログ作成と、給与計算の追い込みがある。
金曜日は発注日でもあり、来客もあった。
早く帰りたかったが、いつものとおり、終電に走りこむことになった。

朝、長男には着替え3日分は必ずリュックに入れて用意しておくように伝えておいた。
帰宅して確認すると、ぐちゃぐちゃだったが、自分の分は自分のリュックに、3男の分は別に用意してあった。
次男は…。

妻が起きてきてくれて、用意を手伝ってくれた。
冷蔵庫を開けるとカルピスの500mlペットボトルが3本用意されていた。

「飛行機とかで食べるかと思って。朝おにぎりも作るね。」と妻。

普段は牛乳と水、麦茶しか飲ませていない。

たまに買ってあげるジュースは、彼らにはかなりのご馳走だ。
だいぶ盛り上がっているようだ。

カメラやパソコン、携帯電話の充電をセットし、床に就いた。

5時に起きて、5時半に出発しなくてはならない。
息子たちが起きてくれることを祈って。