6種類のぶどう4。~かいじとネオマスカット~

かいじ=ネオマスカット×フレームトーケー。
甲斐路とも書く。
赤ぶどうの代表格に私は挙げたいが、全国的にはどうだろう?
山梨では、よく作られているのだが、そのほかのぶどう産地である岡山や長野ではあまり作られていない。
知名度も低いかもしれない。

それでも人気がある。

香り、崩壊性の食感、風味が、ぶどう農家でも評価が高く、巨峰やピオーネでは飽き足らない消費者の方に受け入れられている。
皮が薄く皮ごと食べるがの推奨されている赤ぶどうだ。

ただ、残念なことに、だんだんと栽培が少なくなってきているのも事実だ。

弱点は、種。

ぶどうに受精したと勘違いさせるために、人工的に「ジベレリン液」に浸していく。
ジベレリンは、植物がもともと持っているホルモンの一つで、肥大や生長を促す。
急に大きくなったぶどうは、受精したと思い、種を結実しない。
ついでに言うと、少し大きくなったぶどうの粒に、もう一度ジベレリン処理を行うことで、さらに肥大し、良く知られる大きさの粒になる。

だが、かいじは旺盛なのか、ジベレリン処理をしても種が入る。
それでいて、栽培は比較的難しいほうで、病気に弱い。
そして晩生品種なので、夏の終わりごろに始まる。

糖度も高く風味も良いのだが、今後、新品種に押されて亡くなっていく品種かもしれない。
一方で優秀な親にもなっており、「シャインマスカット×かいじ」のような皮ごと食べられる美味しい赤ぶどうがいくつか登場しており、今後も伸びていくだろう。

ネオマスカットも、だんだんとメジャーでなくなってきた。
由緒正しい高級白ぶどう「マスカットオブアレキサンドリア×甲州三尺」。

時期がシャインマスカットと同じで、「白ぶどう」としてひとくくりにされてしまうと、厳しい。
りょくけんでもそうだが、売場スペースは無尽蔵でない。

黒、赤、白のぶどうを並べれば、それで十分になっていく。

例えば、少し前まで人気だった「ロザリオビアンコ」は、シャインマスカットの登場により、ほとんどなくなってしまった。

が、このネオマス。
中粒くらいの大きさだが、侮れない。

独特の酸味と風味があり、糖度も高くて美味しい。
塩島さんのおすすめ品種でもあった。
今後は通販や、ぶどう農家の直売所、観光農園で生き残っていくだけなんだろうな、と思う。

ぶどうの品種改良の方向性は、シャインマスカットに代表されるように、作りやすく美味しい、しかも種がなく、皮ごと食べられる、というほうに向かっていくのだろう。

コメント

人気の投稿