不知火が届いた。


森さんのデコポンこと、不知火が届いた。

今年も、この時期が来たか!ととても嬉しい。

2004年に初めて出会った森さんの不知火。

今年で21年目か!


ちなみに、デコポンという商標は、糖度基準などの品質基準と、農協を通じてのお取引でないと使用できない。

10数年前までは、熊本県産でないと使用できなかったところ、経済連と農協の話し合いを通じて、全国に広がった。

それまでは、ヒメポンとかヒロポンとか様々な名前が乱立していたのだとか。

最近では、私どものように、農家さんから直接取引の場合は、品種名”不知火(しらぬひ)”でほぼ統一されているように思う。


未だに「これデコポンじゃないの?」というご質問は、店頭でもたくさん受けるけれども。


私が店舗に寄った後、事務所に着くと、すでに試食用の不知火が用意されており、いくばくの房が残るのみだった。

楽しみにしていたのだろう、すでにスタッフさんたちが試食した後だった。


ニコニコしながら、出荷スタッフの一人から「これ素晴らしいですわよ。」と皮を手渡された。

「え。」

「ほら香りが!」


手についた香りを、スタッフさんは楽しんでいた。


りょくけんの柑橘は、どれも香りが良い。

不知火も言わずもがな。


「そりゃそうだけど」と皮はほどほどにして、いくばくかの房の方に私は移動。


「これ、食べて良いの?」


聞くが早いか、口に入れた。


「美味しい~!」


粒々感というか少しサクサクしたような食感に、柑橘らしい香りと甘さ、ジューシーさが飛び込んできた。

糖度は14.7度。

良い感じだ。


酸味は、私には程よいけれど、まだ酸っぱいという森さんの感想も分からないでもない。

あれから二日経っているから、森さんが食べた時よりもおだやかにもなっているか。


今期は、同じく人気の甘平が、あっという間に終わってしまった。

不知火は3月末まで、年によっては4月も楽しめる。


ひとつ、付け加えておくと、不知火は、一気に栽培が広がったため、産地間、生産者間の差が大きい柑橘。

これが甘平であれば、ある程度均一に何でも美味しいのだけれど、不知火は、そうはいかないのだ。


簡単に言えば、生産者間の味の差が、ばらつきが大きい柑橘なので、ぜひ、美味しい不知火を召し上がってほしい。




※なお、前日のりょくけんだよりで登場したSKIP東武池袋店スタッフのIさんは銀座店で、Kさんは通販で、今も私とともに働いてくださっている。

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