今期のポンカンは、当たり年。

愛媛の明浜の若手グループから、ポンカンが入荷した。

とても美味しい。


今期は、みかんが不作で、主力の宮川早生の食味は良かったものの、収穫量が伸びなかった。


「でもポンカンは良いですから!ポンカンはおすすめですよ!」と繰り返し聞いていたので、私も期待していたのだが、

早生の第一弾のポンカンから、食味が良かった。




同じ明浜でも、ポンカンとみかんの栽培している環境は明確に違う。

みかんは総じて、山の斜面(写真上。怖い看板も立つ)。

寒暖差があり、やや過酷な環境で育つ。



ポンカンはその山々の麓、平地の畑で育っている(写真上)。

ややおだやかな気候が功を奏したか。




↑太田ポンカン


ポンカンは台湾から伝わった柑橘で、やはり日本に来てから独自の進化を遂げている。

早生系のポンカンの主力は、”太田”。

やや扁平な果形で、糖度は落ちるものの、早い時期から食べられる。

↑右端と左端が典型的な太田ポンカンの果形に近い



1月下旬から始まる”吉田”が伝統の普通品種で、果形が甲高(こうだか)で、糖度が高く、毎年、安定した高食味を誇る。

↑吉田ポンカン


今期は、早生の太田から、食味が良く、おすすめ。

例年もう少し大玉で扁平だった記憶があるけれど、今期のものはきゅっと小さく、甲高のポンカンが多い気もする。


手で皮が剥け、香りも食味も良いポンカン。

最近の高糖度のオレンジみかんよりもお手頃のお値段。

もっと評価されて人気が出てよい柑橘だと思う。


■ポンカン 愛媛県産 約3㎏ 3456円(税込)~

https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/412138.html


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